こんにちは、タカです。
「ブログやサイトを運営する上で、何を指針とすれば良いか分からない」
「SEO対策ってたくさんあるけど、結局何を重視すれば良いんだろう」
と悩んでいませんか?
僕も実際上記のようなことで悩み、なかなか記事が書けずにいた時期がありました。
でもこれからご紹介する【Googleの理念】を知ることで、SEO対策よりも大事なこと・ブログやサイト運営で本当に重要なことが分かり、自信を持って記事を書くことが出来ました。
この記事を読み終えると、Googleが重視しているポイントがわかり、ブログやサイトを運営する上で迷うことがなくなりますよ。
そもそもなぜGoogleの理念を知ることが大事なの?
答え:その時々に有効なSEO対策に振り回されことなく、上位表示のために必要なことに注力できるから。
詳しく説明します。
まず、Googleでは200以上のアルゴリズムによってページにランク付けをし、ユーザーにとって最も有益で関連性の高い情報を提供することを使命としています。“検索アルゴリズムの仕組みより“
アルゴリズム
アルゴリズム(英: algorithm [ˈælgəˌrɪðəm])とは、数学、コンピューティング、言語学、あるいは関連する分野において、問題を解くための手順を定式化した形で表現したものを言う。算法と訳されることもある。(引用元:wikipedia)
→つまり検索エンジンでいうと、ユーザーが求める最適な情報をいかに効率的に提供するか、を決める仕組みのこと。
このアルゴリズムですが、Googleは常にアップデートを繰り返しています。
特に大きなアップデート(コアアルゴリズムアップデートと呼ばれてます。)では、検索結果がガラリと変わるなど、ブログやサイト運営をしている方には切っても切れないものと言えます。
こうしたアップデートによって何が変わるかというと、「上位表示させるための効果的な施策」です。
過去の例で言うと、「上位表示させるには被リンクを集めること」が非常に効果的でした。
いわゆるブラックハットSEOという手法で、中身がほとんど無いサイトを作ったり、購入したりして上位表示させたいサイトを紹介することで、ページ順位を上げるというものでした。
現在、上記のような自作自演のリンクには即ペナルティが課せられ、検索結果は圏外へといきます。
つまりそのときには有効だと思われているSEO対策(上記は極端な例ですが)でも、アルゴリズムのアップデートによって意味を成さないもの、場合によっては順位が下がってしまう可能性があるということです。
Googleの理念を知ることで、ブログやサイト運営の重要な指針を得ることができる。
SEO対策は確かに重要です。
せっかく記事を書いても、検索エンジンに評価される形でなければ上位に表示されるのは難しいでしょう。
ただ、それを重視しすぎると本質を見失います。
あくまで重要なのは「Googleはどういった信念や思想を持っているか」ということです。
常にアップデートされるアルゴリズムも、そうしたことに基づいて変更が加えられると考えられます。
そうすると上位表示に本当に必要なことは、アルゴリズムを解析することだったり短期的に有効なSEO対策をすることではなく、Googleが掲げる理念に基づいた記事を書く、ということです。
これからGoogleが掲げる10の真実から、特に重要な5つの項目を取りあげます。
そこからブログやサイトを運営する上で、何が重要なのかという指針をお伝えしたいと思います。
① ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。
金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。
広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。
新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
Q.なぜ、これがトップメッセージとなっているのか?
A.この理念が最重要であり、かつこれを無視すればグーグルは潰れてしまうから
GmailやGoogle Mapなど、グーグルは無料で様々なサービスを提供しているので忘れてしまいますが、彼らは営利企業です。
つまり、慈善事業でもボランティアでもなく、利益を上げなければなりません。
では、どこで収益を上げるかというと、「広告」です。
企業や個人はお金をグーグルに支払うことで、検索結果の上位に表示してもらい、集客などにつなげます。
例えば「クレジットカード」と検索すると、トップページにはこのように左下に「広告」と表示され、お金を支払った企業のページが上位に来てます。
ここで重要となるのは、「いかにたくさんのユーザーに、グーグルという検索エンジンを使用してもらうか」ということです。
なぜなら、グーグルの利用者が増えれば増えるほど、そこに載せる広告の価値は高まり、結果として収益も上がります。
では利用者を増やすにはどうするべきか。それは、
検索した意図と検索結果が完璧に一致し、ユーザーが100%満足すること
です。
私たちが何か検索するときは、「知りたい・疑問や問題を解決したい」というニーズがほとんどだと思います。
例えば「猫 飼い方」で検索する人は、「猫をこれから飼いたいけど、どうすればいいんだろう。しつけとかの方法も知りたいな」という人です。
そこで検索した結果が、全く役に立たない情報だったり、「犬の飼い方」のような全然違う情報が上位表示されると、ユーザーは「もうこんな検索エンジンは使わん!」と言って、その検索エンジンを利用しなくなります。
そうなると、広告を出す企業や個人も減ることになり、結果としてグーグルは潰れてしまいます。
つまり、「ユーザーを第一に考える」というのは、グーグルにとって必要不可欠な理念なのです。
よくブログや本を読んでいると、”上位表示させるためには「ユーザーの悩みや疑問を解決する記事を書こう」「良質なコンテンツを提供しよう」”という説明がよく見られますが、これはこうした背景から来ています。
私たちが最も注力すべきことは、SEO対策やサイトのデザインではなく、「いかに来てもらったユーザーに満足してもらえるか」ということです。
この原則はグーグルのアルゴリズムが変わっても、SEOのトレンドが変化しても変わることはありません。
② 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Google は検索を行う会社です。
検索問題を解決することだけに焦点を置いた世界最大級の研究グループを有する Google は、自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っています。
複雑な問題も反復に反復を重ねて解決し、すでに膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。
検索分野で培った技術は、Gmail、Google マップなどの新しいサービスにも応用されています。Google では、他の分野でも検索技術を活用することで、ユーザーが生活のあらゆる面においてさまざまな情報にアクセスして利用できるよう努力を続けています。
この理念から読み取れること。
それは「自分の専門領域を持て」ということです。
例えば先ほどの「猫 飼い方」で検索すると、検索上位に表示されるのは猫を飼う前に準備するものから、実際に飼っているときの注意点や予防接種の必要性、爪とぎのしつけなど、非常に多岐に渡って情報が網羅されています。
また、そのページを運用しているサイト自体も、猫に関する様々な事柄について書かれているものがほとんどです。
つまり、「このサイトはこういう分野・領域のページを書いているんだな」と、ユーザーにもGoogleにも認知されることが重要だということです。
一つのテーマについて、徹底的に堀り下げて書く
ユーザーとGoogle双方に自分の領域を認識してもらうには、一つのテーマを徹底的に掘り下げて記事を書くことが重要です。
例えば万年筆が好きで、それをテーマにブランドごとの万年筆の紹介やお手入れの方法、入手の仕方などを書くとすると、
ユーザー
お、この人は万年筆についてすごく詳しいな。
自分が知らないブランドの万年筆の紹介もあるし、どのようにお手入れをすれば長持ちするのかも詳しく書いてある。
最近発売された商品のレビューもあるし、今度からこの人のブログをチェックしよう。
このサイトは万年筆について書かれている記事が多いな。
「万年筆 ブランド」や「万年筆 お手入れ」などのキーワードで検索したユーザーがこのページを見て、悩みや疑問を解決しているようだ。
万年筆に関わる様々な情報も漏れなく網羅されている。総合的に見てこのサイトはユーザーにとって有益なので、検索結果の上位に表示しよう。
といったように、「自分は何について書いているか」を明確にすると、ユーザーもGoogleも認知がしやすくなります。
自分のサイトやブログを上位に表示するには、まず「自分の得意なこと、興味があること」を省みて、その中で継続出来そうなテーマを選び記事を書き続ける、ということが重要になってきます。
③ 遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。
自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。
Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。
Google が新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。
自分のブログやサイトの表示スピード、確認してますか?
いくら良いコンテンツを掲載していても、そこに辿り着く前に離脱されてしまっては意味がありません。
読み込むスピードは2秒まで。
5秒以上かかると、ユーザーは読むまでもなくページを閉じてしまう可能性が高いです。
参考:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
一番目の理念にある、「ユーザーに目を向ける」という観点から見ても、表示速度が早ければ早いほど、それだけユーザーの利益に繋がり、結果としてGoogleにも評価されやすくなります。
ブログやHPの表示速度を確認する方法
Googleの公式サービスを利用します。
Page Speed Insightsという無料のサービスがあり、ここでURLを入力するとモバイルとパソコンの両方のデバイスでのスコアが出ます。
例えばAmazonでテストするとこんな感じです。
こんな感じで自分のブログやサイトはどれぐらいのスピードなのか確認しつつ、改善できるところ(例えば画像の圧縮など)は改善し、なるべくユーザーにストレスがかからないようにしましょう。
せっかくいいコンテンツを作成しても、ユーザーが訪れてくれなければGoogleも評価してくれません。
④ ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。
PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。
また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。
冒頭でお話しした「ブラックハットSEO」を覚えていますか?
上位表示させるには被リンクを集めるのが効果的ということで、中身がないサイトや自動で生成されたコンテンツから、大量に被リンクを獲得し、自分のページランクを上げようという手法です。
今これをすると一発でアウトですが、それでも「被リンクの獲得が重要」ということは変わりません。
では、どのように被リンクを獲得するのがいいのか。
それは「自然発生的に被リンクを獲得する」ということです。(ホワイトハットSEO、SEOの外部対策などと呼ばれています。)
つまり、自分の書いた記事がツイッターやフェイスブックでシェアされたり、はてなブックマークがたくさんついたりすることで、↑の理念にある「投票」を集めることです。
どうやったら被リンクは獲得できるのか?
SNSでシェアしたくなったり、ブックマークしてもらい定期的にチェックしてもらうにはどうするべきか。
それは結局、
自分のサイトに訪れたユーザーをいかに満足させるか
にかかってます。
ツイッターでシェアしたい、はてなブックマークをつけたいと思う記事は、
「今まで自分の知らなかったことを知れた」
「この記事を読むことで、トクをした」
「分からなかったことが分かった」
「面白いから誰かに知らせたい」
など、読者にとって有益だったり、疑問や悩みを解決したり、コンテンツ自体が面白かったりする記事です。
記事を書く際は常に「ユーザーは何を求めているか。そしてそれに対して自分は何を提供できるか」と考えましょう。
それが出来て初めて、ユーザーはあなたに投票してくれます。
⑤ 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。
Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。
スマートフォンから Google 検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちからスマートフォンをさまざまな用途に使えるようになりました。
また、無料のオープンソース モバイル プラットフォームである Android では、さらに画期的な革新をモバイル ユーザーに提供したいと考えています。
Android は、インターネットの土台にあるオープン性をモバイルの世界にもたらすものです。Android によって、ユーザーの選択肢が広がり、先進のモバイル体験が可能となるだけでなく、携帯通信事業者、メーカー、デベロッパーにとっては、新たな収益機会が生まれます。
いまやブログやHP、動画やツイッターまであらゆるコンテンツがスマートフォンで完結します。
下記は総務省が毎年出している情報通信白書の2018版データですが、インターネットの利用においてはスマートフォンがパソコンを上回っており、今後もこの差はより開いていくと思います。
【インターネット利用端末の種類】
上記のような潮流やGoogleの理念から言えるのは、
モバイルファースト、スマホファーストが何より大事
ということです。
自分のサイトがモバイルファーストになってるか確認する方法
またまた、Googleが無料で提供してくれています。
モバイルフレンドリーテストを実施することで、自分のブログやサイトがモバイル端末で見やすいか・使いやすいかを判断することができます。
上記のように「このページはモバイルフレンドリーです」と表示されれば、OKです。
ただ、こんな感じで警告されることもあります。
もし自分のブログやサイトがこうなってしまった場合は、下記の要因が考えられます。
① 文字のフォントが小さすぎる
② Flashが使用されている
③ コンテンツの幅が画面の幅を超えている(横にスクロールする必要がある)
④ タップ(クリック)できる要素が近すぎる
簡単にまとめると、
ユーザーにストレスを与えるんじゃない
とGoogleは言ってます。
ここでも「ユーザーファースト」の考えが重要になってきます。
サイトを作成したり、ブログで記事を書いたら必ず自分のモバイル端末でも確認しましょう。
GoogleがOKと判断していても、読むのは人間です。
必ず自分の目でも確認するようにしましょう。
まとめ:Googleの理念は一貫して「ユーザーファースト」である。
Googleが掲げる10の真実から、5つの理念をご紹介してきました。
改めてまとめると、こちらになります。
① ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
② 1つのことを極めてうまくやるのが一番
③ 遅いより早いほうがいい
④ ウェブ上の民主主義は機能する
⑤ 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
これらの根底にある思想は「ユーザーが満足することがすべて」ということです。
SEO対策などはあくまで「ページを正しく評価してもらうための施策」でしかありません。
あくまでそれは枝葉で、一番大事なことはユーザーファーストのコンテンツを作っているか、です。
ブログやサイトを運営する上で、何を指針とすればいいか迷っている方、これからは「ユーザーファースト」を1つの大事な柱としましょう。
それを抑えておけば、グーグルから評価され上位に表示されるようになります。
これから上記のことを常に頭に思い浮かべ、書いていきましょう。