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ペルソナ設定はブログに必要ない【過去の自分に記事を書こう】

こんにちは、タカです。

 

「ブログでアクセスを伸ばしたいけど、誰に向かってどんな記事を書いていいか分からない」

「ブログで記事を書くにはペルソナを設定すればいいと聞いたけど、具体的な方法が分からない」

「そもそもペルソナって有効なの?」

 

こうした悩みに答える記事となってます。

結論はタイトルにもありますが、ブログでペルソナを設定する必要はありません。

必要なのは「悩んでいた過去の自分に向けて記事を書く」ということです。

 

そもそもペルソナって何だ?

冒頭から「ペルソナ、ペルソナ」と言ってますが、ペルソナって何?という方もいると思います。

この「ペルソナ」はマーケティングから来ている言葉で、簡単に言うと以下のような考え方となります。

 

【ペルソナとは】自社の製品やサービスを利用するユーザーの中で、最も重要な人物を設定すること。

従来の「ターゲット像」とは違い、年齢・性別・居住地・職業・年収・価値観・休日の過ごし方など、より詳細かつ緻密に人物像を設定し、その人物に対して製品やサービスを考えるアプローチ。

 

従来のターゲット像とペルソナを比較すると、こんなイメージです。

 

ターゲット像

30~40代 男性 会社員 営業職

 

ペルソナ

氏名:山田太郎

性別:男性

年齢:34歳

家族構成:独身で一人暮らし

居住地:東京都世田谷区

職業:メーカー営業。新卒からずっと勤めている。

年収:520万円

趣味嗜好:アウトドア派。休日は家にいるよりも外に出るタイプ。友人とキャンプや登山もする。

 

イメージでいうと、ターゲット像ではユーザーを幅をもった「層」として捉え、ペルソナでは「個」として捉える感じです。

 

こうした背景には、従来と比較して個人の消費行動や趣味嗜好が多様化し、「層」としてユーザーを設定しても効果的な広告や製品、サービスを展開することが出来なくなったことがあります。

 

そうした個人の多様化に対応するには、今までの「層」という曖昧な枠組みではなく、より具体的に絞り込んだ一人の「個」を設定した上で、マーケティングやサービスを考え展開しようとするのが、「ペルソナ」という概念です。

 

ペルソナを設定する方法

では、どのようにしてペルソナを設定していくのか。

おおまかな流れとしては、下記のようになります。

 

 ターゲットに関する情報を集める

 集めた情報を分類する

 分類した情報をまとめ、「個」としての人物像を描く

 

『ターゲットに関する情報を集める』では、色々な方法があります。

・直接インタビューやアンケートを実施する

・グーグルアナリティクスやサーチコンソールなどのアクセス解析を用いて、情報を収集する

・官公庁や民間の調査会社が公開しているデータを収集する

 

こうして集めた情報を基に、どのような年齢、職業、趣味嗜好かなどを分類し最終的な人物像を設定していきます。

 

ブログでペルソナの設定は意味がない

すいません、ここまでペルソナの意味や考え方、設定方法まで説明してきましたが、正直ブログを書く上では不要だと考えています。

 

もちろん、ぼくもこのペルソナという概念を知ったあとに実際にブログにも使ってみようと上記のようなプロセスで取り組んでいました。

でも実際に取り組む中で、「これ、本当に意味あるのか?」という疑問が消えませんでした。

 

なぜそう思ったのかというと、下記のような理由からです。

 

① 自分で都合のいい人物像を設定してしまう
② いくらデータを集めてペルソナを設定したところで、しょせんそれは「架空」の誰か

① 自分で都合のいい人物像を設定してしまう

最大の問題はこれです。

ペルソナについて書かれた本やサイトを見ると、注意事項として「自分にとって都合のいい人物像を描かないこと」と書かれています。

 

・・・いや、思い描いちゃいますよ。

だってたくさんの人に自分の記事を読んでほしいし、アクセスも伸ばしたいじゃないですか。

そうするとどうしても、自分の書きたい記事や来てほしいユーザーありきで、ペルソナを設定してしまいます。

 

そうして設定したペルソナ、絶対意味ないですよね。

実在するはずもない人物を基にして記事を書いたとしても、それは誰にも刺さらない、一人よがりの記事ですから。

 

② いくらデータを集めてペルソナを設定したところで、しょせんそれは「架空」の誰か

次の問題はこれ。

アンケート取って、アクセス解析して、マクロデータから情報を引っ張ってきて、ようやくペルソナが完成したとしましょう。

 

で、それは誰なんですかね?

あくまでペルソナは「架空の人物」の域を出ません。本当に年収が520万円で、アウトドアが趣味で、東京の世田谷区に住んでいるのでしょうか。

 

もしかすると人によっては、詳細なペルソナを設定し、その人物に記事を書くことで成果を出している方もいるかもしれません。

でも自分はどうしても「存在しない、架空の誰か」に向けて記事を書くことが出来ませんでした。

 

誰に向けて書くか。それは悩んでた過去の自分に書く。

 

じゃあ誰に向けて書くのか。

それは

 

「悩んでたり、困っていた過去の自分」

 

です。

 

以前書いた記事でいうと、↓この記事はSEOを色々勉強していく中で「一体何が大事なんだ?」「自分のサイトを上位表示するには、何が効果的なんだろう」と悩んでいた自分に対して、「まずグーグルの理念を知ることが重要なんだよ」とアドバイスをしている感覚で書いています。

 

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ペルソナとは違い、実在する過去の自分に向けて記事を書くことでリアリティが生まれ、記事を読んでくれるユーザーの役に立つものが生まれると考えています。

 

記事を読んでもらうには「自分のことだ」と思ってもらえるかどうか

数あるブログの記事からクリックしてもらい、訪れたユーザーが離脱せずに記事を読んでくれる。

それを実現するには、いかにユーザーに「自分のことが書いてある!」と思ってもらえるかどうかにかかってます。

 

それには、「たった一人に向けてメッセージを伝える」ことが必要です。

ターゲット像はもちろんペルソナという架空の人物像を作り上げても、ユーザーは「自分事」として記事を読んでくれません。

 

悩んでいたり、つまづいていたり、困っていたりした過去の自分。

その自分を救ってあげるような記事を書くことで、同じような思いをしていたユーザーには確実に「自分事」として思ってもらえます。

 

誰に向けて書いたら、ブログのアクセスを伸ばせるのか分からない。

ペルソナという考え方を基にして記事を書いたらいいと聞くけど、具体的な人物が思い浮かばない。

もしそんなことで悩んでいたら、是非「過去の自分」に向けて記事を書きましょう。

そうすることで、共感を得られる記事を書くことができ、結果としてアクセスも伸ばせます。

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